2026/06/09 20:00

🐾 はじめに

トッピングや手作りごはんに興味を持ったとき、多くのオーナーさんが最初に感じる不安がこれです。

「何を食べさせたらいいの?」
「人間の食べ物って、どこまであげていいの?」
「うっかり危ないものを食べさせてしまったら…」

私たち人間にとって、おいしく栄養価が高い食べ物であっても、愛犬にとっては有害で中毒症状や命の危険に陥る場合があります。  

この記事では、犬に与えてはいけないNG食材と、「これは大丈夫?」と迷いやすい食材を整理します。さらに、NGな食材の代わりに安心して使える代替食材もあわせてご紹介します。

手作りごはんやトッピングを始める前に、ぜひ一度確認してみてください。

⚠️ 絶対にNGな食材【危険度:高】

少量でも命に関わるリスクがある食材です。絶対に与えないでください。

🧅 ネギ類(玉ねぎ・長ねぎ・にら・にんにく・らっきょう)

ねぎ類に含まれる香味成分「アリルプロピルジスルフィド」が、赤血球を壊すことで貧血や元気消失といった症状が表れます。生はもちろんですが、加熱処理しても毒性は消失しません。症状が進行すると呼吸困難に陥り、死に至る可能性もあります。  

特に注意したいのが「煮汁」です。玉ねぎを使ったスープや煮物の汁にも毒性成分が溶け出しているため、人間の料理の煮汁は絶対に与えないでください。

🍫 チョコレート・ココア

チョコレートやココアに含まれる「テオブロミン」という成分により、中毒症状を引き起こす可能性があります。少量でも命にかかわるリスクがあるため、与えないようにしましょう。  

バレンタインやクリスマスなどのイベント時期はテーブルに置きっぱなしになりがち。保管場所には特に注意が必要です。

🍇 ぶどう・レーズン

ぶどうを食べてしまうと、嘔吐や下痢、急性の腎障害を引き起こすぶどう中毒が報告されています。最悪の場合、命を落とすこともあります。また、レーズン(干しぶどう)は少量でも中毒を引き起こすため、特に危険です。  

ぶどうジュースやワインなどの加工品も同様です。「果物だから大丈夫」という思い込みは禁物です。

☕ カフェイン(コーヒー・紅茶・緑茶)

わんちゃんがカフェインを過剰摂取すると、嘔吐や下痢、異常な興奮などを引き起こす可能性があります。家族が飲み残したコーヒーを、誤って愛犬が飲んでしまわないようにくれぐれも注意しましょう。  

🥜 マカダミアナッツ

犬にとって毒性が高いナッツのひとつ。嘔吐・震え・高体温・後肢の麻痺などの症状を引き起こすことがあります。お菓子やチョコレートに含まれていることもあるため、原材料の確認が必要です。

🍑 果物の種・さくらんぼ・梅

さくらんぼや梅などの種には青酸配糖体が含まれており、中毒を引き起こす危険があります。  果肉が安全な果物でも、種・芯・茎・葉は与えないよう注意しましょう。

🧂 キシリトール(ガム・お菓子・歯磨き粉)

キシリトールは犬にとって非常に危険な成分です。急激な低血糖を引き起こし、肝不全につながることもあります。人間用の歯磨き粉にも含まれていることが多いため、愛犬の歯磨きには必ず犬用を使いましょう。

🥃 アルコール

わんちゃんはアルコールを分解する力が弱く、少量でも意識障害を引き起こすリスクがあります。体質によっては命に関わる可能性もあるので、人間のような感覚で与えることは絶対に避けましょう。  



🔶 注意が必要な食材【与え方・量に気をつける】

絶対NGではないものの、与え方を誤るとトラブルになりやすい食材です。

🐟 生の魚・イカ・タコ・エビ・貝類

生魚や生肉には寄生虫や有害な細菌が含まれている可能性が高く、食中毒や感染症のリスクがあります。また、生の魚やイカ・タコに含まれるチアミナーゼは、ビタミンB1を分解して欠乏症を引き起こす可能性があります。  

魚・肉類は必ず十分に加熱してから与えましょう。加熱すればチアミナーゼは不活化され、安心して与えられます。

🥛 牛乳・乳製品

犬は成長とともにラクターゼ(乳糖を分解する酵素)が減少する傾向があります。牛乳を与えると下痢をする子も多いため、与える場合は少量から試しましょう。犬用ミルクや無糖ヨーグルトであれば比較的安心です。

🍖 生肉

生肉はサルモネラ菌や大腸菌による重度の食中毒を引き起こす危険があるため、必ず加熱調理して与えましょう。  手作りごはんに肉を使う際は、必ず火を通すことを徹底してください。

🧀 塩分の高い食材(チーズ・ハム・ちくわ・かまぼこ)

犬の腎臓は塩分の処理が苦手です。人間向けに作られた加工食品は塩分が高すぎるため、基本的には避けましょう。チーズを与える場合は、無塩・低塩タイプを少量に留めてください。

🌽 とうもろこし(芯の部分)

果肉部分は問題ありませんが、芯の部分は消化できず腸閉塞の原因になることがあります。トッピングに使う場合は、必ず芯を除いた果肉だけを与えましょう。

🍠 アボカド

果肉・種・皮・葉すべてに「ペルシン」という毒性成分が含まれています。犬への毒性については研究途上の部分もありますが、念のため与えないことを推奨します。



✅ 安心して使える代替食材

NGな食材の代わりに、トッピングや手作りごはんで安心して使える食材をご紹介します。

タンパク質源

|NGな食材             |安全な代替食材            |
|生肉・生魚           |加熱した鶏むね肉・ささみ・白身魚   |
|ハム・ちくわ       |無塩の鶏ささみ・馬肉・鹿肉(加熱済み)|
|マカダミアナッツ|加熱した豆腐(少量)         |

野菜・炭水化物

|NGな食材         |安全な代替食材         |
|玉ねぎ・長ねぎ|キャベツ・大根・白菜      |
|にんにく・にら|ブロッコリー・ほうれん草(少量)|
|アボカド          |かぼちゃ・さつまいも      |

果物・おやつ

|NGな食材            |安全な代替食材            |
|ぶどう・レーズン|りんご(種・芯を除く)・バナナ(少量)|
|さくらんぼ・梅   |いちご・ブルーベリー(少量)     |
|チョコレート       |犬用おやつ・さつまいもスティック   |



💡 手作りごはん・トッピングを安全に続けるための3つのルール

ルール① 初めての食材は必ず少量から

初めて食べさせるものについては必ず事前に調べる癖をつけましょう。「たぶん大丈夫だろう」の思い込みが命取りになります。また、アレルギーを持っている可能性を考慮し、必ず少量から始めましょう。  

初めての食材を与えた後は、24時間ほど体調の変化(下痢・嘔吐・皮膚の赤み・かゆみなど)をよく観察してください。

ルール② 人間用の調理済み食品はNG

人間用のお菓子には砂糖・脂肪分・塩分・キシリトール・チョコレートなど、犬にとって負担や危険になる成分が多く含まれています。犬には犬用のおやつだけをあげる習慣にすることをおすすめします。  

「人間用の食べ物は基本NG」と家族全員で意識を共有することが大切です。

ルール③ 食材の保管場所に気をつける

テーブルやキッチンに食べ物を置きっぱなしにしないこと、ゴミ箱・買い物袋・子どものおやつを犬の届かない場所に置くことで、多くの誤食事故は防ぐことができます。  

特にチョコレート・ぶどう・ネギ類は「うっかり届いてしまう場所」に置かないよう習慣づけましょう。

🚨 誤って食べてしまったときの対処法

万が一NGな食材を食べてしまった場合は、以下の手順で対応してください。

① 何を・どのくらい食べたかを確認する
食べた食材の種類と量、食べた時刻をできる限り把握しておきます。

② すぐにかかりつけの動物病院に連絡する
自己判断で「大丈夫だろう」と様子を見るのは危険です。特にチョコレート・ぶどう・ネギ類・キシリトールは少量でも重篤な症状が出ることがあります。

③ 吐かせようとしない
食道や喉を傷つける危険があるため、無理に吐かせることは避けてください。必ず獣医師の指示に従いましょう。



🐾 「何が入っているかわかる」安心感が大切

手作りごはんやトッピングの一番のメリットは、「何を使っているか自分で把握できること」です。

市販のドッグフードやおやつは、原材料表示だけでは中身が見えにくいこともあります。一方、自分で食材を選べば危険なものを混入させるリスクをゼロにできます。

ただし、すべての食材を毎日手作りするのは大変です。そこでChill-Wan Foodでは、使用食材をすべて明記した無添加手作りトッピングフードをお届けしています。

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📝 まとめ

絶対NGな食材(少量でも危険)
ネギ類・チョコレート・ぶどう・レーズン・カフェイン・マカダミアナッツ・果物の種・キシリトール・アルコール

注意が必要な食材(与え方に気をつける)
生の魚・生肉・牛乳・塩分の高い加工食品・とうもろこしの芯・アボカド

安全に使える代替食材
加熱した鶏むね肉・ささみ・白身魚・かぼちゃ・さつまいも・キャベツ・ブロッコリー・りんご(種なし)など

 • 初めての食材は少量から、必ず事前に調べる
 • 人間用の調理済み食品は基本NG
 • 誤食したらすぐに動物病院へ

「これは大丈夫かな?」と迷ったら、この記事をブックマークして確認する習慣をつけておくと安心です。

本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、獣医師の診断・治療に代わるものではありません。誤食が疑われる場合は必ず獣医師にご相談ください。